
今回のコラムは、ブランドマネージャーとして新型コロナで見えた事についてご案内します。
ようやく緊急事態が明け、経済が少しずつ動き出し、多くの経営者さまと今後の戦略会議に打ち合わせする中で、皆様 口を揃えたように、今年の秋からが本当の正念場とおしゃります。
それは何か後ほどPEST分析でご紹介致しますが、私的には、新型コロナは人の価値観/生き方、企業/組織の在り方、政治/社会動向などが明らかに激変させたと考えています。
高度成長から守られてきた美徳が薄まり、組織から個に代わり、政治不信が訪れ、善と悪の境もあやふやになってきています。
コラム内では多くは語れませんが、新型コロナが仮に仕組まれたこと仮説を立て、実生活に照らし合わせたとき、大きな権力や莫大な利権を得る少数の方(マイノリティ)が存在します。
一つ例にすると、私はFX(外国為替証拠金取引)もライフワークの一つとして行うのですが、FXでは一方方向だけの相場は絶対ありません。
必ず通貨ペア毎に価格の上限と下限があります。この上限・下限の中で利益を得たり、損もしたりします。
ここで、お伝えしたいのは利益を得る人(マーケットメーカー)と、損をする人(機関投資家、個人投資家など)が必ずいると言うことです。
マイノリティ(仕掛けた方)が富を得て、大衆(振り回された方)が損をします。
この枠組みはFXや株、カジノなどよくゼロサムゲームという言葉で表現されますが、今まさに実生活でのゼロサムゲームが表面化してゆきます。
そしてゼロサムゲームは現代風の表現にすると『格差社会』という表現に近いと思います。
では、何がゼロサムゲームかと言うと
マイノリティの目的に以下の項目があったとしましょう。
1.人口増加による世界で起きる問題を解決
2.戦争以外で莫大な利益を上げること
3.過去のツケ、不祥事などの清算
4.新たなテクノロジー/グローバルスタンダードの再構築
その為に、メディアやネットなど様々なチャンネルで情報操作を行いコントロールし、徐々に目的を叶えるという仮説も有りうることでしょう。
そのようなことを感じる方も少なくないと思います。
上記のような流れは、個人の力ではどうすることも出来ない外部要因となります。
抗うことも、拒むことも出来ません。
唯一自分でコントロール出来ることは『取捨選択の自由』となります。
仮説はここまでとして、そろそろブランドマネージャーの視点で、今回の新型コロナで見えた事に触れます。
目次
ブランドマネージャーの視点で、今回の新型コロナで見えた事
今回3蜜という言葉が生まれました。
皆さんご存じの『密閉』『密集』『密接』です。
この3蜜で働き方に『テレワーク』という新たな働き方が提唱されています。
テレワーク自体は過去からあるものでしたが、一般的な取り組みではありませんでした。
今回コロナ対策と銘打って国や商工会、自治体など様々な補助金では、このテレワーク普及での申請に関しては非常に採択率が高いものとなります。
分かりやすく言うと、テレワークに必要な機器、サーバー、サービスへの導入・環境つくりに関わる申請案件などです。
※テレワークに関わるランニングコストは本年度予算枠でしか認めれられず来年からは各企業負担になります。
では、何故テレワークの採決率が高いのか??
この背景には、テレワークが国が提唱する働き方改革、ダブルワークの容認、一億総活躍社会などを推進するインフラ作りを推し進める要素ということが予想できます。
私達ブランドマネージャーは、企業の成長戦略を計画する際に様々なフレームワークを活用するのですが、その中でPEST分析を行います。
このPEST分析とは、PEST分析のPESTとは、「Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)」の4つの頭文字を取ったものになります。
PEST分析の詳しいコラムはコチラ
今回の新型コロナなど有事の事態など、PEST分析は更に不可欠なフレームワークと思います。
では、分かりやすく大きな枠組みでテレワークから見えるマイナス要因を纏めてみました。
アニメで分かる『PEST分析』
テレワークから見えるマイナス要因(企業パターン)
テレワーク導入スタート
■雇用者側
・管理の複雑化
・人事評価制度の見直し
■就業者側
・在宅での仕事が増える
・自己管理能力が問われる
↓
テレワーク推進 時期
■雇用者側
生産性が落ちる
業務のクオリティが落ちる
■就業者側
通勤の必要がなくなる。
手当など削減され給与が落ちる
↓
テレワーク成熟期
■雇用側
社員として雇用するメリットが薄まる
フリーランス/外注化へ移行
↓
■就業者側
帰属意識が落ちる。
副業/転職を視野に入れる
テレワークから見えるマイナス要因(サービス業パターン)
テレワーク導入スタート
■消費者側
・在宅での仕事が増え外出が減る
・仕事のオン/オフが切り替えにくい
■サービス側
・通勤利用者が減る
・ゴールデンタイムが変わり売上の計画が立てづらい
↓
テレワーク推進 時期
■消費者側
・アフター5や同僚とのコミュニケーションが減る
・買い物・外食・美容・習い事など交通費が別途かかる
■サービス側
・客層が変わりサービスの見直し
・収益(単価)構造が変わる
↓
テレワーク成熟期
■消費者側
・在宅での仕事が増え外出が減る
・自己管理能力が問われる
■サービス側
・業態によるが収益が上がりずらく閉店を余儀なくされる
・今までの固定費とバランスが合わない
テレワークから見えるマイナス要因(景気パターン)
・一等地など交通便が良いエリアでの人口密集率が落ちる
・地価が下がる
・居抜き物件や新物件が決まらない
・サービス業が減り、アルバイト/パートなどの雇用が減る
・事業継承が更に難しくなる
・デフレ化が進む
・格差社会(能力格差)が更に広がる
まとめ
新型コロナは見えない敵との戦いです。
立ち止まらずに、力(知識、スキル、選択)をつける時間です。
この期間に次に訪れる有事の事態に備え、新たな枠組みと複数のキャッシュポイントを更に増やすことをオススメ致します。
新たな枠組とキャッシュポイントの構築を目指すなら、必ずPolitics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の情報収集をし、短期、中期、長期のゴールを決めてからアクション致しましょう。