
ブランドマネージャー キュレート のKです。
販促活動を行う際にデザイナー、コンサルタント方々が口にする「ブランド」という言葉。
この「ブランド」というワードを皆様が耳にしたり口にすることがあると思います。
しかし効果的に「ブランド」を構築・確立したいはずなのに、「ブランド」に対してアバウトな認識や抽象的な捉え方で何をすることが大切かを本当に理解せず、何となく感覚的に「ブランド」構築を行ってはいないでしょうか??
私も数年前までは自身の経験と感覚で「ブランド」という言葉を形容詞として使ったり、案件としてお客様のお手伝いを行ってきました。
時に感覚的な要素では成功も失敗も多く経験して参りました。
そんな中、基本と再現性高いスキルを身に付けるために、日本でブランド・マネージャー育成で最も権威ある一般財団法人ブランド・マネージャー協会の扉を叩いたのは数年前のことです。 そして今では協会のトレーナーとして所属させていただいております。
今回は一般財団法人ブランド・マネージャー協会による消費者・顧客から見たブランドの定義をご紹介致します。
一般財団法人ブランド・マネージャー協会による消費者・顧客から見たブランドの定義
ある特定の商品やサービスが消費者。顧客によって識別されているとき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ
有名、無名、品質の高い、低いに関わらず、消費者・顧客が特定の商品やサービスとし識別できることが「ブランド」であるか否かの最低条件である。
とあります。
この定義でのポイントは「識別」です。
※識別とは、物事の種類や性質などを見分けることとなります。
識別されることがブランド???
どうゆう意味!?と思われるでしょうが。。。
仮に新しいもの作ったり、発表したり、世に出したスタートの瞬間は消費者、顧客がそのモノを選ぶ際に意思決定が行えない状態を「ブランドゼロ」と言います。
「ブランドゼロ」とは、まさに生まれたばかりの真っ白なものです。
「ブランドゼロ」に付加価値を創出し認知、認識させるために様々な手法でコンタクトポイントを作り、消費者・顧客に向け、発信、体感、選別できるようブランドとの接触を繰り返す施策により評価が生まれます。
購買や支持された状態を「ブランドプラス」と言い、逆に購買しないまたはネガティブな要素で評価された場合は「ブランドマイナス」と呼びます。
このようにブランドは、消費者・顧客の購買及び選択を左右する力を大きく持つています。ブランドマネージャーは「ブランドゼロ」状態のブランドをいかに「ブランドプラス」の状態に成長させ、「ブランドマイナス」の状態に陥らないように、一貫した活動を行う責任を担っています。
私は協会のこの定義おかげで、ようやくブランドへの理解が始まりました。
ブランドプラスの状態を成長させ一貫性を持った活動。 この一貫性が大切です。
今回は多くは語れませんが、感覚よりロジカルで基本(ベーシック)が大切です。
キュレートのコラムでは、ブランド構築における知識をインプットし、多くの案件で結果を出し、効果的に分かりやすくアウトプットし、今後ブランド構築を本気で考える方の参考になればと想いで投稿しています。
ブランドは手軽に口にして出来るものや簡単なものでない。
時としてブランドは生み出した行動、成果により、時にはプラス要因やマイナス要因になりえる。
大切なのは、ブランドプラスであり続けるためには、様々な戦略と計画を緻密に一貫して、意図的で、継続的に行うことが非常に重要となります。