
ブランドマネージャーは、企業再生、業績アップ、プロジェクト推進、社員育成、企業理念の浸透など、多岐にわたる領域をマネージメントする役割を担ってゆきます。
コロナ禍の今企業は非常に厳しい状況にあります。ここから未来に向け業績アップ、企業の継続的な成長にはやみくもな戦略、戦術では立ち向かえません。
航海で言うなら、海図が無ければ岩や障害物にぶっかり沈没するかもしれません。
見知らぬ世界に旅に行く時は、住所はもちろんですが、そのエリアの治安、利便性、風土などあらかじめ知り訪れたいものです。
『ブランド構築』『プロモーション』『業績アップ』『雇用確保』など、企業を成長させていくためには多くのハードルを越え一つ一つステージ階層に分け俯瞰してハンドリングする必要があります。
まぐれの当たりではなく、狙って当てなくてはいけません。
成長し続けている企業には、『理由』があります。
この理由は感覚や直感ではありません。 確固たる『戦略、戦術』から成り立ち、偶然ではなく、必然に、そしていつまでに結果を出すという期限も必要となります。ブランドマネージャーは確固たる『戦略、戦術』をスムーズに進行・管理する役割を担っています。
目次
そもそもブランドマネージャーとは!?
ブランドマネージャーとは、企業の成長戦略を立案し、形に落とし込み、そこから売れ続ける仕組みを構築出来る専門家を示します。
ブランドマネージャーは、デザイナーやクリエイター共にチームで、ネーミング、ロゴ、キャッチコピー、パッケージデザインなどのブランド要素を総合的に企画・設計して構築を行い、ブランドを認知、支持、消費、リピート、新たなサービス/商品の投下など的確にコントロールしてゆきます。
ブランドとして生まれた価値を「資産」に変え、ブランドロイヤルティ(顧客のブランドに対する愛着心)を上げ、ブランド認知、ブランドイメージを保護する(特許・商標・著作権)資産管理/運用も行ってゆきます。
ブランドマネージャーは、サッカーであれば『ボランチ』のような役割を担います。
まさに攻めも守りも行うオールラウンドプレイヤーです。
ブランドマネージャーは司令塔となり、クライアントのニーズを的確にヒアリングし、時には精査しメスを入れ新たな血を注ぎ、デザイナー、コーダー、プログラマー、カメラマン、ライターなど、専門家(クリエイター)と、円滑で信用ある関係性でクライアントの求めた結果にコミットします。
専門知識、スキルだけはなく、コミュニケーション能力も問われ、どんな時でも縁の下の力持ちになり、クリエイターが気持ちよく制作に向き合え、クライアントへ『驚き、感動、結果』を届ける必要性があります。
中小企業での成長戦略に、はたしてブランドマネージャーは必要なのか??
答えは必ず必要となります。
タイミングや予算感もあるとは思いますが、シーンごとに『ブランド』の構築、資産管理を任せる必要性が出てきます。
では、何故ブランドマネージャーが必要なのかを説明致します。
今の世は、ツールも進化し何でもマルチタスクが可能なインフラや製品が整っております。
日進月歩でテクノロジーは進化します、また世界の経済は混沌の中で目まぐるしく変化します。
昨今なら、大統領選挙、イギリスイグジット問題、出生率低下、政治不信、国内GDP低下、温暖化、気候変動 etc…
外的要因により、生活スタイルも劇的に変化しています。 また働き方革命により内部要因も併せて劇的に変化しています。
ひとつの例で、来年からはM&Aの流れに拍車ががかるでしょう。
2005年に代表される『ライブドア対フジテレビ』敵対的買収の流れとは違い、事業継承、事業譲渡、シナジー効果を生み出すための買収など、前向きで積極的なM&Aが始まります。
M&A成立後は、企業、事業内異なる風土、理念が混在します。
この際に、円滑に進むフレームワークを構築/運用できる人材として、ブランドマネージャーは専門領域として活躍します。
ブランドマネージャーは、コンサル、WEB解析士、プランナーなど端的な役割/業務ではなく、全てを理解し、精通する知識、経験、提案とマルチな役割をこなしてゆきます。
ではそもそもブランドとは??
ブランドは、インターナルブランディング(内部に向けた)、エクスターナルブランディング(外部に向けた)の両輪で回ります。
ブランドには機能的価値と、情緒的価値があり、多くの方に識別/支持していただき購買時の決定、サービス導入への誘導など多岐にわたる恩恵が生まれてゆきます。
屋台骨として強固なブランドには、価格決定権、新な市場(顧客)への参入/獲得、利益率/リピート率向上、人材確保、資産としての売買も可能となり、今後の企戦略にも大きな寄与を与えます。 レッドオーシャンでなく、ブルーオーシャンに移行し、シェア抑え新たな市場機会の創出が行えます。
~更に詳しくブランドを理解した方はこちらの記事をオススメ~
~ブランドを構成するブランド要素とは~
ブランド構築に必ず必要な3つの要素
ブランドマネージャーの必要性は少し理解いただいたと思いますが、コストなど限られた予算でブランドマネージャーに依頼が行え場合、社内でブランド構築を行うことになります。
その際に必ず必要な3つの要素をご紹介いたします。
1つ目は
『コンセプト』
コンセプトとはよく耳にする言葉と思いますが、非常に重要なファクターになります。
感覚や思い付きでなはく、いかに掘り下げ尖らせるかが大切です。
また、コンセプトに想いとメッセージを添えることもオススメします。
漠然なものやモヤモヤしたものではなく、鮮明で再現性あるものであることが重要です。
2つ目は
『リサーチ』
リサーチもいかに掘り下げ尖らせるかが大切となります。
思い込みではなく、客観的な視点が必要となります。
多くの情報、要素を集め、複数のメンバーでブレーンストーミングを行いましょう。
また必ず時間をかけ行ってゆきましょう。
3つ目は
『パッション (情熱)』
パッション (情熱)は気合やテンションなど体育系な感じで受け止められそうですが、ここでお伝えしたいことは感情な部分ではなく、明確なビジョンと覚悟を示します。
明確なビジョンと覚悟により、スピード、検証、改善が生まれます。
スピード、検証、改善は、他社が真似してもなかなか追いつかない要素になります。
ブランド生み出すことは、的確な栄養を与え、丁寧に育て、新たな価値を創出することと思い、継続的な活動で取り組んでゆきましょう。
まとめ
今回はブランドマネージャーとは!? ブランドマネージャーの役割 をお伝えしましたが、社内に育てるのか?アウトソーシングする方がいいのか??
次回の記事では、その点も踏まえて分かりやすくご説明いたします。