
ブランドステイトメント作成や、経営戦略などを構築するときに必ず行うフレームワークSWOT分析をご紹介します。
SWOT分析により、自社にとっての市場機会や事業課題を発見出来ます。
目次
SWOT分析どんな時に活用するのか?
- 自社の強み、弱みを明確にする
- ビジネスチャンス(優位性を明確にする)/リスク(妨げになる障害を明確にする)
- 新規サービス/市場/プランを立案する前に行う
- チームブランディング最適化(プロジェクト、担当部署、経営陣とのビジョンの共有)
- PDCAを回す前に目的、目標を明確にするため
そもそもSWOT分析とは(スウォット分析)、「強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)」の頭文字から命名されたフレームワークで、図を使いマトリックス化視覚的にしクロス分析を行います。
では、SWOT分析を自社/自店で行う場合どのように進めてゆくことが効率がいいいのか?をご紹介します。
SWOT分析を行う際、専門用語でいうと、内部環境/外部環境 と言われること表現があります。
言葉で言うと難しく感じるかもしれませんが、言葉を覚えるではなく、意味だけ理解していれば大丈夫です。
内部環境とは
自社でコントロールできる要素です。
項目として
- 人材、資源
- サービス、ノウハウ、スキーム、パッケージ、システム
- 価格
- インフラ、設備、店舗、流通
- 販路、協力会社
- 理念
etc…
外部環境とは
外部環境とは、自社でコントロール出来ないことです。
項目として
- 政治動向
- 経済動向
- 社会動向
- 世論
- 業界変化
- 顧客ニーズ
etc…
となります。
強みとは
ここでいう強みは自社/自店の強みとしてお考えください。
自社の強みは秀でている点が非常に大切です。
競合他社との差異点を明確にし、いかに自社/自店のアドバンテージを明確にすることが大切です。
この点が明確になれば、強みをさらに研がらせたり、強みに付随/関連するポイントを新たに創出します。
弱みとは
自社の現在の弱みを時間軸を細かく分け(最低でも短期、中期)リスト化します。
弱みを補強することにより、強みとは違う新しい価値が創出されます。
上記2つ『強み』『弱み』を列挙してから、ようやく『機会』『脅威』を用いクロス分析を行います。
クロス分析では下記の図のようにマトリックス化して層別します。
強み×機会
「強み」により「機会」を逃さず経営戦略として最大限に何に取り組むべきか?
強み×脅威
「強み」により「脅威」による悪影響をいかに未然に防ぐために何に取り組むべきか?
弱み×機会
「弱み」により「機会」を損失しないために何に取り組むべきか?
弱み×脅威
「弱み」と「脅威」により自社/自店の最悪なる結果を回避するために何に取り組むべきか?
まとめ
SWOT分析は戦略や戦術を打ち出す前に必ず行い、自社の強み、競合、マーケットの重要な要素を可視化しましょう。
それが自社に対してどんな影響を与えるのかといった仮説を立てやすくします。
またSWOT分析は、項目の洗い出しだけでは意味がなく、導きだした仮説をいかに戦略、戦術に落とし込みPDCAを回し、期限/目標を決め実行致しましょう。